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持続可能なPETボトルサプライチェーンの構築

Jun 28, 2023

TOKYO, 2023年8月7日 - (JCN Newswire) - - 三菱商事株式会社、サントリーホールディングス株式会社、ENEOS株式会社の3社は、バイオマス由来の持続可能なPETボトル(1)のサプライチェーン構築に合意したことをお知らせします。マスバランスアプローチ(2)を適用してバイオベース材料を配分する使用済み食用油。

サプライチェーンは以下の通りであり、化石ナフサに代わる原料としてネステ株式会社(社長:マッティ・レームス、以下「ネステ社」)が供給するバイオベース原料が使用されます。

1. NESTE は化石ナフサに代わるバイオ原料を供給します。 使用済み食用油などのバイオマス資源からバイオナフサを製造しています。 Neste は、使用済み食用油などの廃棄物および残留油脂などの 100% 再生可能な原材料を使用しています。

2. ENEOS、水島製油所でバイオナフサ由来のバイオパラキシレン(PX)(3)を製造

(バイオPXの製造にはマスバランス法を採用)

3. バイオPXを用いたバイオ高純度テレフタル酸(PTA)(4)およびバイオPETボトル用樹脂(PET樹脂)の製造

4. サントリーはバイオPET樹脂を活用し、自社製品に持続可能なPETボトルを生産

三菱商事は上記サプライチェーン全体の管理を担っています。

これは、バイオナフサ由来のバイオ PX を使用した持続可能な PET ボトルの商業規模での生産は世界初 (5) です。 2023年末までにPETボトル約3,500万本相当のBio PXを生産し、2024年にはサントリーのサステナブルPETボトルの原料として使用される予定です。

三菱商事は、化石資源への依存度を低減し、低炭素・脱炭素社会の実現に向けて、PETボトルのバイオマス利用とリサイクルシステムのさらなる発展が重要な役割を果たすと考えています。

ペットボトルは、ペットボトルに使用されるPET樹脂の主原料の約3割を占めるエチレングリコール(MEG)は従来からバイオマスから生産されており、残りの約7割は高純度テレフタル酸(パラキシレン (PX) に由来する PTA) は商業規模でバイオマスに変換されていませんでした。

三菱商事は、このサプライチェーンの構築を通じて、バイオPXから製造したPET樹脂の導入により、従来の石油由来製品(6)と比較してCO2排出量の削減に貢献していきます。

三菱商事は、低炭素・脱炭素社会の実現に向けて、今後もさまざまな化石燃料由来プラスチックのバイオベースプラスチック化に取り組んでいきます。

(1) 生物資源(バイオ)、すなわちエネルギーや材料としてリサイクル可能な動植物由来の有機性資源(石油や石炭などの化石資源を除く)の量(質量)を表す概念。 具体的には使用済み食用油などです。

(2) 製造・流通においてバイオマスと非バイオマスが混在する場合に、バイオマスの量と持続可能性の特性を追跡し、バイオマス原料の投入量に応じて製品の特定の部分にバイオマスを配分することを可能にするプロセス製品の。

(3) パラキシレン(PX)は、従来石油由来のナフサから製造されていたポリエステル繊維やペットボトルの樹脂の原料である高純度テレフタル酸(PTA)の原料として使用されています。

(4) ペットボトル樹脂の原料となる精製テレフタル酸(PTA)は、パラキシレン(PX)を酸化して製造されます。 ペットボトルの樹脂は、PTAとエチレングリコール(MEG)を反応させて製造されます。

(5) 2023年7月31日現在、商業規模ベース(当社調べ)。

(6)ENEOSと株式会社ウェイストボックスの共同調査による。2021年データおよびバイオマスメーカーからの提供情報を使用。

お問い合わせ先:

三菱商事株式会社

電話番号:03-3210-2171

ファクシミリ:+81-3-5252-7705

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